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陸という海のなか

 土日と丹後半島の伊根にでかけた。くらさんの舟屋に。
 陶芸、日本画、彫刻などの作家さんたちが集まり、日が替わるのも忘れての忘年会。日本酒一升瓶三本、葡萄酒900を2本、それにマッコリなどまで10人ほどで飲んでいたから、相当な酒量であるが、歌こそ出なかったものの、頬が痛くなるほどの笑の座ともなり、悪酔いする人もなく、いい集まりだった。

 朝の起きがけ、舟屋の二階から海を見ていた。
 日本海の荒波は若狭湾内で一段階和らぎ、さらに若狭湾内の伊根湾では優しいさざ波となってゆく。
 小さな漁船が行き来し、かもめたちが赤ん坊のような声で鳴いている。
 窓を開け放した舟屋の部屋からすぐ眼の前の海面をみていると、海面が意識の「地」となってゆき、家にいる自分が揺れ動きだす。揺れ動いている自分を見るのは、私の趣味ともいえるほどの性傾となっていて、オッとばかりにゆらゆらと揺れ動く意識を楽しんでいた。

20101420501.jpg


 階下に降り、居間で朝食をいただきながらも、船のなかに自分がいるような感覚だったし、いま家に帰ってからも、あの感覚を蘇らせることもできる。田んぼにいっても、その感覚、蘇るものだろうか。
 海を「地」にして陸を感じる、それがなんの意味をもつのかわからないが、ゆらゆらとおもしろかろうと思った。

 昼から京都にでて、とある出版社の昔なつかしい編集長と会った。
 イリイチの本を一貫して出版しているが、イリイチが使う「ゼンダー」が「社会的文化的性差」とのみ限定されたことで、男女の性差問題やフェミニズム論の世界に特化されてしまい、「ゼンダー」本来がもっている「産む」「種族」「起源」「生まれつき」、さらには「地の神性」ともいえる意味の広がりがなくなってしまい、イリイチの思想も誤解され残念だった云々の話もあった。
 先日書いた、トヨウケが伊勢の台所神に特化されたような感じだろうか。
 なにを「地」にするか。
 海を「地」にしたり、男女という人間が産まれてくる基盤の「地」に意識を深めたり、対アマテラスで考えるよりもトヨウケの大地に思いを向けるほうが、楽しかろうし、豊かな世界につながるものだ。

 伊根にゆく前、山麓に実っているくごさんのスダチを収穫に。近くの柿の木に毎年楽しみにしている実はなく、ここにも熊の爪痕が残っていた。

 20101204kuma.jpg


 熊は神の化身とされていた。人間のせいでおかしくなってきた生態系だ。神からの警告でもあろうか。

 ☆ ☆ ☆
 以上書いてから、昨夜遅くカメラからpcに転送した写真をブログに取り込もうとしたが、パソコンには写真は転送されていないかったようだ。カメラの写真は初期化してしまっている。いい写真があったのに、万事休すだ。昨夜遅く、半寝ぼけで操作していたので、おかしなことになってしまったのだろう。
 伊根の海の写真、熊さんの爪痕の写真をアップする予定だったが、今回はそんなで文章だけ。
 残念無念と意識が揺らぐが、まあ、こんなこともあるものだ。

 ☆ ☆ ☆
 今日ほかの作業中に、別フォルダーのなかに写真が保存されていた。うれしい。まあ、こんなこともあるものだ。早速アップした。


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さんぺい

Author:さんぺい
 毎日2時間ほど田畑にゆきたいな…

 不耕起水田で多品種の稲を育てていますが、機械なし、人力のみで、どこまで稲作ができるかの実験中でもあります。

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