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昔の人達を思いながらの農事もいい

 10月になった。

 キンモクセイの香りが周囲に満ち始める。
 庭にもかなり大きくなった金木犀、銀木犀があり、室内まで香りが満ちている。
 華やかだが静かな気持になる香り。
 

 金木犀咲き匂う秋の日に
 祈りの心がたどりつく

 で始まる山尾三省の詩「秋の祈り」が自然と浮かぶ。
 
 心が静かでありますように、 心が(固着せず)流れますように 心が人を責めませんように 心がそこに佛を見ますように 心が傲りませんように 心が幸いますように …

 金木犀の香りには、そんな秋の静かさがある。
 
 金木犀が咲き始めると、山には松茸もではじめるとか。
 そちらの香りが周囲に満ちてくることはなかなかないが、松茸では静かな気持にはなかなかなれないだろう…。


 三省の詩は、11弦ギターの辻幹雄さんに送られた詩であり、曲もついている。
 かなり以前になったが、ソプラノ歌手・松井智恵さんの歌、辻さんのギター演奏で、奈良の興福寺で聞いた記憶がある。正倉院展のころだった。(日記をみると14年前の1997年11月1日だった)

20110928kuromaitokimai.jpg
(手前の黒米と奥の黄米、背丈が倍ほども違う)

 本題に。
 
 数日前も黒米の「穂刈り」をする。黒米の半分が終わる。刈り取った穂は家に持ち帰り、脱穀を原始的なやりかたで始めている。
 最初は、手でしごくが、手が痛くなる。
 次は、箸ではさんで、しごく。
 結構時間がかかる。
 
 「千歯こぎ」についてのネットを見ていたら、千歯こぎは「後家ごろし」「後家だおし」ともいわれていたそうだ。
 千歯ごぎの発明以前には、農村互恵社会では脱穀は寡婦の仕事で、箸のようなものを使って時間をかけて脱穀していたらしい。
 箸で半時間も作業していたら、彼女らの思いが身じかに届く感じになる。稲作の歴史学習やな…と思いつつ、作業していた。
 しかしこんなでは終わりそうもないのも承知している。どうしたものか。
 
 一気に稲刈り脱穀までやってしまうコンバインのすごさに敬意は表するが、稲刈り、稲木干し、脱穀…と延々と時間のかかる稲作も、また無限の味がある…と思い過ごす。

20110930nonbo.jpg
(白い橋から手前がのんぼ田)

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さんぺい

Author:さんぺい
 毎日2時間ほど田畑にゆきたいな…

 不耕起水田で多品種の稲を育てていますが、機械なし、人力のみで、どこまで稲作ができるかの実験中でもあります。

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