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有道佐一の世界

 2日、グンゼ集蔵で開催中(1~6日)の有道佐一の絵画展に。今回は出展された数も60を超え、時間をかけてゆっくりと鑑賞した。

 有道佐一は、明治29年(1895年)、丹波の綾部に生まれた。
 19歳のときに、綾部の山家にスケッチ旅行できた鹿子木孟郎に見出され画業の道に入っている。 
 1935年、40歳のときに一年ほど渡仏。
 前衛の彫刻家ジャコメッティに見いだされ、フランス画壇の「サロン・ド・メ、サロン・チュイルリー」の客員にもなったという。
 当時ジャコメッティは30才代半ば。執拗な哲学的思索を湛えながら、絵画や彫刻の芸術創作活動を行っていた芸術家で、有道のなかにある実在へと沈潜する姿勢に共鳴したのだろう。

 ジャコメッティは思索を多く書き残しているが、有道はどうだったのだろう。彼の文章があれば読みたいと思う。
 
 しかし作品そのものが多くを語ってくる。
 国外で高く評価され、実力もあり、普通なら中央画壇で活躍もするであろうが、有道はその道を選ばなかったし、選べなかったのだろう。
 故郷丹波の自然のなか、脚下に実在する無限のいのちに触れてゆくこと、それそのものの充実を楽しんでいたのであろう。
 
 鎌ひとつ、あるいはなにひとつ持たず田んぼにいるときにも、似たような思いがするときがある。
 祈ったり、瞑想しているときにも、微細な動きを心身に感受する。
 有道の絵にも、そのようなものを、よりリアルに感じることができた。

 ちゃんとした画集が出版されないものか…と切に思う。

 絵はがきを何枚か購入。写真は「柿の木」1955年作20111102arimiti.jpg
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Author:さんぺい
 毎日2時間ほど田畑にゆきたいな…

 不耕起水田で多品種の稲を育てていますが、機械なし、人力のみで、どこまで稲作ができるかの実験中でもあります。

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